Wednesday 29 May 2013

ゆかり(紫)
時代と共に、各地方各地域、それぞれの特産品や名産品とともに、独自の食文化が発達していき、またそれらは各地を行き来する旅人や商人、修行僧などによってさらに別の地域に伝えられた。互いに影響を与えあいながら、発達したのが今の日本の料理であり、日本各地の食文化なのである。
体感距離が圧倒的に近くなった現代においても、味や調理法の地域性は色濃く、西と東、北と南、沿岸部と内陸部など、それぞれに特色がある。懐石料理、家庭の料理ともに、料理の味の基本となる醤油や味噌なども地域性が豊かで、甘く濃い地域、淡白で薄い地域などの違いが見られ、また出汁(ダシ)の素材も、昆布、鰹節に始まり、あご、煮干、鯖節、鰯節、きのこ類など地域と料理の種類によって様々なものが用いられる。





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